プロ野球 守備固めと継投の重要性

プロ野球のペナントレースを戦う上で大事なのは、長いペナントレースを乗り切る安定した力です。2018年時点ではペナントレースは143試合あり、3月末に開幕してから9月末のペナント終了まで平均すると月に20試合から25試合が開催されますので、安定した投手力と守備力が非常に重要になってくるわけです。

野球の華はホームランという見方もあります。派手にホームランが飛び交う試合は観戦していても面白いですし、打撃戦を制して勝ったチームは非常に強いチームだと感じてしまいます。ただし、「打線は水もの」というのが野球界の定説で、毎試合打線が爆発する、ということはほぼありません。長いプロ野球界の歴史を振り返ってみますと1985年の阪神タイガースや、1998年の横浜ベイスターズのように打線の破壊力で優勝した例もあることはありますが、そういう例はやはり数は少なく、やはり優勝するためにはディフェンス面の強いチームが断然有利なのです。従ってプロ野球の場合、投手の継投が非常に重要で、監督の投手継投のタイミング一つで勝敗が左右してしまうことになるのです。

継投のタイミングが難しい

ただし、投手継投のタイミングは非常に難しく、監督業の中で最も難しい判断の一つだと言われています。また、僅差で勝っている終盤に守備固めをすることもプロ野球では大事です。「変わったところに打球が飛ぶ」というフレーズもプロ野球中継を見ていてよく聞くフレーズで、やや難しい打球が飛んで守備力の高い選手に代えておいてよかった、というシーンは非常に多いです。