石井一久 個性的なプロ野球選手

石井一久

石井一久投手は、日本プロ野球界屈指の速球派サウスポーとしてヤクルトスワローズのエースとして活躍した後に、2002年にはアメリカメジャーリーグに挑戦します。頭部に打球を受けるというアクシデントがあったために、シーズンフルに登板したのは4年の内で1年だけでしたが、二桁勝利を2シーズン記録するなど実力の片りんを見せることには成功しています。

なお、石井一久投手は、150km/hを超える速球と切れ味鋭いスライダーを武器に、打者を次々と三振に切って取るというピッチングスタイルが特徴で、1998年シーズンには奪三振王のタイトルにも輝いています。しかも、このシーズンに記録した11.047という奪三振率は日本新記録で、それから20年近く経った現在でも塗り替えられていません。

ちなみに、石井一久投手はこのように選手としての才能は抜群ですが、それ以上に注目されたのが個性的な性格です。元々、プロ野球のファンではなかったということも公言しており、2013年シーズン終了後に余力を残した形で引退しています。その後は、ユニークなキャラクターを武器に様々なジャンルで活躍しており、プロ野球選手という枠にはめられない個性を発揮しています。